再・劇的添削
オリジナル
伝説にならぬかと問われほらふいて
いかぬ韓国思いを馳せて
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添削後
「伝説」と旅立つ友のパスポート
吾は乳(ち)の匂う枷(かせ)を抱(いだ)く
- リズムの大事故よ!:「伝説にならぬかと問われ」で16音!短歌は31音しかないの。言いたいことを全部詰め込んで散文にしてどうするの!
- 「思いを馳せて」は思考停止:「〜を思って」「〜を感じて」なんて誰でも書ける手垢のついた言葉は捨てなさい。その「思い」を映像として見せるのが詩なのよ。
- 「枷(かせ)」という言葉の重み:あんたのメモにある「育児の枷」。これこそが詩の核じゃないの!自分を縛り付ける愛しい重み、それを書かずに何を「ほら」ふいてるのよ。
- 対比の美学:友は「伝説」を求めて海を渡るパスポート。対して自分は、「乳の匂う枷」を抱いてここに留まる。この「移動」と「定住」、「自由」と「愛の束縛」。この残酷な対比を描くことで、あんたの「行かない」という選択が、ただの諦めではなく、意志を持った決断として輝くのよ!
- 凡人脱出の鍵:素材はいいのよ、素材は。「育児の枷」なんて強い言葉、なかなか出てこない。それを活かす技術さえあれば、才能アリに届くのよ!