新春の劇的添削
オリジナル
いらいらと こころがゆれて ゆらゆらと さらがガッシャーン さいきふのう
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添削後
焦燥や 水切り籠の 崩るる音 拾う気力も 破片と散りぬ
- あんたね、「いらいら」「ゆらゆら」「ガッシャーン」って、オノマトペの大安売りじゃないの!小学生の作文じゃないんだから。
- 「こころがゆれて」なんて凡人が一番使いたがるフレーズよ。説明しない!揺れているのは心じゃなくて、あんたの不注意な手元でしょ。
- 「さらがガッシャーン」と音で逃げずに、「水切り籠」という具体的なモノを出しなさい。それだけで生活の映像がまざまざと浮かぶの。
- 最後も「さいきふのう」なんて熟語で逃げない。「皿」と一緒に、あんたの「やる気」も砕け散った映像を描くのよ。
- こうすれば、単なるドジな失敗談が、日常の焦燥と絶望を切り取った一句に生まれ変わるのよ。