わが子へ渡す未来の一首
オリジナル
AIグラス到着の日を
まちわびて
吾子のための
未来先取り
添削後
AIグラス届く朝待つ
吾子の手へ
未来を少し
先に渡さん
- あんたね、「未来先取り」は気持ちは分かる。でも標語で終わってしまうのよ。短歌はスローガンじゃなくて、手触りのある一場面にしなきゃ。
- だから「吾子のため」を「吾子の手へ」にした。父親の願いが、具体的な手のひらに降りてくるでしょう。ここで一気に映像になるの。
- 「到着の日をまちわびて」は素直だけれど、少し説明が長い。届く朝を待つ、そこまで絞れば、玄関や箱の気配まで読者が勝手に見てくれる。
- AIグラスという現代語は悪くない。むしろこの歌の核です。新しい道具を、子どもの未来に先回りして差し出したい親心がある。
- 結句の「先に渡さん」で、父の決意まで入った。これは才能あり。未来を買った話じゃなく、未来を渡そうとする手の歌になったのよ。