新春の劇的添削
オリジナル
かぜひいて
幼子の声
パパと呼び
笑みこぼるる
だが夜は一人
➤
添削後
熱の夜に
「パパ」呼ぶ声の
リフレイン
妻子なき部屋
孤独噛みしめ
- あのね、「かぜひいて」なんて誰でも言える報告はいらないの。「熱の夜」と言えば、その身体的な辛さは伝わるでしょ!
- 「笑みこぼるる」なんて安っぽい説明はやめなさい。その喜びが、熱にうかされる夜にどう響くか。「リフレイン」させて、幻聴のように残る強さを表現するのよ。
- 「だが」なんて散文的な接続詞はポイ。「夜は一人」も説明くさい。「妻子なき部屋」という事実を置けば、孤独は勝手に立ち上がってくるの。
- 仕事は順調、でも家庭は…というアンビバレントな感情。そして「一人がいい」と思っていたのに「一人は寂しい」という身勝手さ。それが人間臭くていいじゃない。
- その「やりきれなさ」や「モヤモヤ」を、高尚ぶらずに「噛みしめ」なさい。それが今のあんたのリアルな詠みぶりになるのよ!