新春の劇的添削
オリジナル
おごられて夢みつつ
あけるのは
現実のとびら
めちゃかるい
➤
添削後
奢られて開く冬夜の
ドア軽し
ここより修羅の
街へ帰らん
- あんたね、「現実のとびら」なんて中学生の作文みたいな比喩を使ってる場合じゃないのよ。「現実」なんて言葉を使わずに、映像で現実の厳しさを描きなさい。
- 「めちゃかるい」は雑。「シガラミの重さ」を覚悟していたのに軽かった、その拍子抜けした感覚と、そこから広がる冷たい外気。「軽し」と言い切ることで、その瞬間の静寂が生まれるの。
- 「夢みつつ」なんて説明はいらない。「奢られて」の一言で、酒が入っていること、少し浮足立っていることは十分伝わるわ。
- 「自由を目指して戦う」という作者の意図を汲んで、「修羅の街」という言葉を置きました。軽やかなドアを開けたその先こそが、あんたの戦場(現実)なんでしょう?
- 冬の夜の凍てつく空気感と、ドアの物理的な軽さ。この対比が鮮やか。「才能アリ」の感性はあるんだから、言葉をサボるんじゃないわよ!