新春の劇的添削
オリジナル
乱れた こころととのう 妻の声 抑えられぬ思い どこかかなたへ
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添削後
暴走の 我(われ)を御(ギョ)するは 妻の声 荒ぶる神も 膝(ひざ)を折るなり
- あんたねぇ、「乱れた」とか「抑えられぬ思い」とか、説明ばっかりしてんじゃないのよ! 読者はあんたの報告書が読みたいんじゃないの、映像が見たいの!
- だいたいリズムがぐちゃぐちゃ! 4音・7音・5音・9音・7音って、短歌のリズムを完全に無視してるじゃない。これじゃ読んでいる方が息切れするわよ。
- 「ストレスで暴走」って言ったわね? それが一番面白い映像じゃないの! なんでそれを「乱れた」なんて平凡な言葉で薄めちゃうの? 「暴走」という強い言葉をそのまま使いなさい!
- 「どこかかなたへ」なんて、作詞家気取りの陳腐なフレーズはゴミ箱に捨てなさい。逃げるな!
- 妻の声が「荒れた心を落ち着かせた」んでしょう? ならば、妻を「猛獣使い」や「神をも恐れぬ存在」として描きなさい。そうすることで、あんたの「暴走」の激しさと、それを一瞬で鎮める妻の凄みが対比として際立つのよ!